2023.8.10
自身の血圧を把握していますか?
自身の血圧を把握していますか?
福原 良太
猛暑の毎日です。いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは血圧です。
血圧はバイタルサインの1種です。
バイタルサインとは「人間が生きている状態を示す兆候」を指す医学用語です。
一般に馴染みのあるバイタルサインは以下の4つが挙げられます。
血圧、脈拍、呼吸、体温
厚労省によると
成人における正常な血圧は収縮期血圧が120mmHg未満かつ、拡張期血圧が80mmHg未満と
されており、
高血圧は
①診察室血圧で130-139以上かつ 80-89以上
②家庭血圧で125-134以上かつ 75-84以上
と定義されています。
病院で血圧を測定して出る数値を①診療室血圧と言い、家庭で血圧を測定して出る数値を②家庭血圧と言います。
どこで測っても血圧の数値であることに変わりはないのに、このような分類がされるのは、血圧がそのときの体調や緊張状態によって多少変動するためです。
大半の方は病院では緊張しているので、診療室血圧は高めに出てしまいます。
しかし家でリラックスしている状態で血圧を測ると病院よりも低めに出ますが、本来の血圧に近いのは家庭血圧と言われています。
また、前述の通り血圧は日によって変動するため定期的に何度か測定する事で判断をします。
そのため高血圧症は常に血圧が高い状態が続いている事で、1回の測定値では判断できません。
当院ロビーに血圧計が設置されていますので来院の際はぜひ定期的にご自身の血圧を測定してみてください。