ロコモティブシンドローム
について

運動機能の
低下を食い止めましょう
加齢に伴う筋力の低下や関節の病気、骨粗しょう症などにより運動能力が低下して、日常的な動作に困難を伴う状態を「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」と呼びます。この状態が進むと、要介護や寝たきりになるリスクがあります。当院では、骨粗しょう症専門外来(毎週木曜/13:00~15:00、予約必要) も設けており、運動機能の低下に対応しております。気になる方は早めにご相談ください。
このような症状、
お悩みはご相談ください
– TROUBLE –
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普段、まったく運動をしていない
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太り過ぎている
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痩せすぎている
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過度なスポーツをしている
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足に痛みやしびれがある
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足元がおぼつかない
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椅子から立ち上がりにくい
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歩く際の歩幅が小さい
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骨密度に不安がある
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骨折しやすい
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衣服のボタンがかけづらい
ロコモのチェックをしてみましょう

靴下が履けない

ふらついたりする

手すりが必要

家事がつらい

を
持ち帰れない

歩けない

渡りきれない
骨粗しょう症について

専門的な視点で
予防・改善策を提供します
骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすい状態になる疾患が骨粗しょう症です。80歳代の女性の約半数、男性の2~3割がかかっていると考えられています。骨折すると生活に支障をきたし、寝たきりになるリスクもあるため、早期の予防・改善に取り組むことが必要です。当院には、理学療法士、ロコモコーディネーターが在籍し、患者さんに合った対策を提供しています。
このような症状、
お悩みはご相談ください
– TROUBLE –
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自分の骨密度を知らない
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閉経を迎えた
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細身の体格をしている
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両親のどちらかが太ももの骨を折ったことがある
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寝たきりになりたくない
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普段あまり外出しない
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ステロイドを内服している
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糖尿病がある
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慢性腎臓病がある
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骨粗しょう症を予防したい
当院の骨粗しょう症検査

学会が薦める
検査法を採用しています
骨粗しょう症の診断には、骨密度の検査が欠かせません。いくつかの検査法があり、当院では、日本骨粗鬆症学会が推奨する背骨と脚の付け根の2か所を測定するDEXA(デキサ)法による検査を採用しています。骨粗しょう症で骨折が起こりやすい部位の骨密度を直接測定することで、より精密に骨折のリスクを判断できます。
主な治療方法
食事(生活指導)
骨の強度が低下する主な原因は、加齢、閉経に伴う女性ホルモンの低下、そして食事や運動、喫煙などの生活習慣です。このうち、生活習慣については、改善に取り組むことでリスクを抑えることが可能です。当院では、専門的な知識に基づいて、食事を中心として、生活全般についてもアドバイスを行います。

運動療法
骨には、負荷がかかることで、活発に細胞が作られる働きがあります。このため、運動不足や寝たきりによって、負荷がかかりにくい状態になると、細胞の活性が下がって、骨密度が低下します。当院では、安全性に配慮しながら運動を行うことで、適度な負荷をかける運動療法を取り入れています。

薬物療法
生活習慣の工夫だけでは対応しきれない速さで骨が減少する場合、医薬品を用いた治療が必要になります。定期的な骨密度測定で早期に治療を開始し、処方された薬は正しく継続して服用しましょう。これにより骨折しにくい健康な骨を維持することができます。骨粗しょう症治療薬は骨の代謝を改善し、骨折リスクを低減します。骨吸収を抑える薬、骨形成を促進する薬、両方のバランスを調整する薬など、さまざまなタイプがあります。
