食欲の秋 ~意識してとってほしい「タンパク質」と「カルシウム」~|武部整形外科リハビリテーション|兵庫県尼崎市の整形外科

トピックス TOPICS

2023.11.9

食欲の秋 ~意識してとってほしい「タンパク質」と「カルシウム」~

食欲の秋!意識してとってほしい「タンパク質」と「カルシウム」   理学療法士 開道正直   まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ過ごしやすい季節になってきました。 食欲の秋ということで今回のテーマは「意識してとってほしい栄養素」です。     体や筋肉を作る「タンパク質」 高齢者が特にとるべき重要な栄養素が「タンパク質」です。 タンパク質は筋肉だけでなく、肌や内臓に至るまでありとあらゆる組織が、タンパク質でできています。   タンパク質が不足すると、免疫機能が低下し、様々な病気にかかりやすくなります。 寒暖差が激しい季節こそしっかりとりたい栄養素です。   また、タンパク質は高齢者の筋肉の維持には絶対に欠かせません。 高齢になると肉や魚の摂取量が少なくなり、タンパク質が不足しがちなので、意識してとるようにしましょう。   少なくとも1日に体重1キロあたり1グラム以上のタンパク質を摂取することが望ましいとされています。(体重60㎏の人なら60g)     骨や歯を作る「カルシウム」 カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなります。 高齢期、特に閉経後の女性では、骨粗鬆症が起こりやすくなります。 また、神経や筋肉の興奮が高まり、筋肉の痙攣やしびれが起こります。   1日の推奨摂取量は性別や年齢によって異なっています。   カルシウム 1日の推奨摂取量
男性 女性
18-29歳 800mg 650mg
30-74歳 750mg 650mg
75歳以上 700mg 600mg
  カルシウムは、魚介類、乳製品、大豆製品、海藻類などに多く含まれています。 ビタミンDやビタミンKを一緒に取るとカルシウムの吸収が良くなります。 ビタミンDは魚類や干し椎茸に、ビタミンKは納豆や緑黄色野菜、海藻類に多く含まれます。     しっかり栄養をとって元気に寒さを乗り越えましょう!