武部整形外科リハビリテーションの股・膝・足の痛み|兵庫県尼崎市の整形外科

股・膝・足の痛み LEG

股・膝・足の痛みについて

治療を通して生活の質を守ります

股関節には歩行時に体重の約3倍もの負荷がかかると言われています。このため、強い痛みや骨の変形が起こりやすいのが特徴です。座る、立つ、歩くといった日常生活に欠かせない動きに直接関わる部位のため、トラブルを抱えると生活の質が低下し、寝たきりになるリスクもあります。当院では、専門性の高い診断に基づいた治療やリハビリテーションを通した痛みの予防、改善に努めています。

全身バランスを考えた
治療を提供します

体重が集中しやすい部位でありながら、筋肉量が少なく、関節の変形などが起こりやすいのが膝の特徴です。足もまた、全身の体重を支えている部位だけに、たとえ軽いケガであっても、将来的なトラブルの原因とならないよう、しっかり治療を行う必要があります。当院では、全身のバランスを考えた総合的な診断に基づき、膝・足の症状に適した治療やリハビリテーションを提供しています。

このような症状、
お悩みはご相談ください
– TROUBLE –

  • 股関節に痛みがある
  • 股関節が痛くて歩けない
  • 階段の登り降りがつらい
  • 正座ができない
  • 足の爪切りが難しい
  • 靴下が履きづらい
  • 歩くと足が痛い
  • つま先立ちできない
  • 長い距離が歩けない
  • 立ち上がるのがつらい
  • 階段が降りられない
  • 膝や足首が腫れている

代表的な疾患

  • 変形性股関節症
  • 大腿骨近位部骨折
  • リウマチ性股関節症
  • など
  • 半月板損傷
  • 変形性膝関節症
  • 靭帯損傷
  • 足関節捻挫
  • 腓腹筋断裂(肉離れ)
  • 外反母趾
  • 扁平足
  • アキレス腱断裂
  • 足底腱膜炎
  • 痛風
  • など

主な疾患

股関節の疾患

単純性股関節炎

小児の股関節疾患の中で一般的なのが、単純性股関節炎です。主に3歳から10歳の間に発症し、男の子に多く見られます。原因は外傷、感染、アレルギーなどさまざまな説がありますが、明確な原因はまだ特定されていません。ほとんどの場合、1~2週間の安静で症状は改善しますが、痛みが続く場合は詳細な検査が必要になることがあります。

変形性股関節症

股関節の軟骨が老化・摩耗して、痛みを感じるようになり、進行すると歩行が困難になることもある疾患です。軟骨そのものの変質が原因で、比較的ゆっくり進行する一次性変形性股関節症と、ケガなどが原因で起こる二次性変形性股関節症に大別され、国内の患者さんの90%以上は後者です。

大腿骨近位部骨折

大腿骨の両端の丸い部分を骨頭、真ん中の部分を頚部と呼び、頚部の下には出っ張りのある転子部があります。高齢者が転倒した際などに、頚部と転子部が簡単に折れることがあり、「大腿骨近位部骨折」と呼ばれています。特に女性に多いトラブルで、骨粗しょう症を患っている方に起こりやすいのが特徴です。

膝・足の疾患

膝半月板損傷

半月板は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間にある軟骨組織です。膝関節の衝撃を和らげるクッションの役割をはたしています。膝半月板損傷は、スポーツの衝撃などによって、この半月板の一部が損傷した状態です。膝の痛みやひっかかりが見られ、膝の曲げ伸ばしに困難を伴うこともあります。

変形性膝関節症

加齢とともに膝関節の軟骨がすり減り、さらに骨の変形が起こって、関節の接合状態が悪化する疾患です。初期には膝のこわばりや動き始めの痛みが見られ、正座やしゃがむ動作が困難になります。悪化すると痛みが続くようになり、関節が炎症を起こして水が溜まることもあります。

膝の靭帯損傷

膝関節には4つの靭帯があり、靭帯損傷とは、これらがダメージを受けて、伸びたり、切れたりした状態です。ジャンプを伴うバスケットボールやバレーボール、接触プレーのあるサッカーやラグビー、フットボールなどの競技中や練習中によく見られます。損傷した直後はかなり強い痛みを伴います。

足関節捻挫

関節が正常に動く範囲を超える力が加わったことで、靭帯や関節を包む関節包と呼ばれる組織がダメージを受けた状態です。足首を内側にひねった際に起こりやすく、バスケットボールやバレーボールなどで着地に失敗した際やサッカーのプレー中の他、段差でのつまずきや転倒なども原因となります。

腓腹筋断裂(肉離れ)

一般に肉離れと呼ばれ、筋肉の線維や筋肉を包んでいる筋膜の一部が断裂した状態です。力を入れて筋肉を急激に収縮させた際に起こり、陸上競技やテニスなどのスポーツが原因となるケースが多い疾患です。押すと痛みがあり、力を入れたり、無理に伸ばしたりすると痛みが強くなります。

外反母趾

足の親指がつけ根のところから外側へ曲がり、つけ根が内側にとび出した状態です。中年以降の女性に多く見られ、加齢に伴う関節のゆるみや女性ホルモンが関与していると考えられています。若い頃から変形が見られる場合は遺伝性と考えられ、年齢とともに悪化する傾向があります。

扁平足

ベタ足とも呼ばれ、土踏まずのアーチがなくなり、足の裏が扁平になっている状態です。通常は成長とともに自然に土踏まずが形成されますが、筋肉や骨格に問題がある場合は、うまく作られずに、扁平足になります。加齢とともに筋力や靭帯が弱くなって発生する場合もあります。

アキレス腱断裂

ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつないでいるアキレス腱が、スポーツの動作などが原因で損傷した状態です。日頃は運動習慣のない人が、子どもの学校の運動会などで急にスポーツをした場合などに起こりやすく、30〜50代の人に多く見られます。

足底腱膜炎

かかとの骨から足の指へと扇状に広がっている足底腱膜に炎症が起きた状態です。中年の女性やスポーツ愛好家に多く、長時間の立ち仕事や歩行、体重増加、靴の不適合、スポーツによる使い過ぎが原因で痛みが出ます。

痛風

血液中の尿酸値が高くなって、関節に炎症が起きる病気です。足の親指の付け根に多く、関節に強烈な痛みを感じ、赤く腫れたり、熱を持ったような状態になったりすることもあります。痛みなどの症状は通常3日程度で和らぎますが、再発を予防するために生活改善に取り組むことが大切です。

よくあるご質問

老化予防のためにストレッチや筋トレをしていますが、時々関節に痛みを感じます。

関節が柔らかく、筋力が高いのはとても良いことですが、痛みを感じる場合は、積極的な運動や自己流の運動は避けたほうが安心です。痛みをこらえながら運動すると、長期的に見て症状が少しずつ悪化するおそれがあるからです。

健康のためにウオーキングを日課にしていますが、膝に痛みを感じます。やめたほうが良いのでしょうか?

ウオーキングは、生活習慣病の予防や筋力の低下を食い止めるために役立ちます。しかし、膝に痛みがある場合は、症状の悪化を招く恐れもあるので、プールでの水中ウオーキングやサイクリングなど、できるだけ膝の負担が小さい運動に変えることをおすすめします。