食事(生活指導)
骨の強度が低下する主な原因は、加齢、閉経に伴う女性ホルモンの低下、そして食事や運動、喫煙などの生活習慣です。このうち、生活習慣については、改善に取り組むことでリスクを抑えることが可能です。当院では、専門的な知識に基づいて、食事を中心として、生活全般についてもアドバイスを行います。
運動療法
骨には、負荷がかかることで、活発に細胞が作られる働きがあります。このため、運動不足や寝たきりによって、負荷がかかりにくい状態になると、細胞の活性が下がって、骨密度が低下します。当院では、安全性に配慮しながら運動を行うことで、適度な負荷をかける運動療法を取り入れています。
薬物療法
生活習慣の工夫だけでは対応しきれない速さで骨が減少する場合、医薬品を用いた治療が必要になります。定期的な骨密度測定で早期に治療を開始し、処方された薬は正しく継続して服用しましょう。これにより骨折しにくい健康な骨を維持することができます。骨粗しょう症治療薬は骨の代謝を改善し、骨折リスクを低減します。骨吸収を抑える薬、骨形成を促進する薬、両方のバランスを調整する薬など、さまざまなタイプがあります。