2023.12.10
冬の関節痛について
武部整形外科リハビリテーション
理学療法士 竹中颯
12月に入り厳しい寒さが続いて体調を崩しやすい季節になってきました。
今回のテーマは「冬の関節痛について」です。
なぜ痛む?寒い季節の関節痛
まず、冬に関節が痛くなる原因は「寒さによる血行不良」になっていることが考えられています。そのことから神経が過敏になり、さらに痛みが強くなると考えられています。
血行不良になるとなぜ痛みが出るのか
寒くなると血管が収縮し、筋肉の緊張も高くなります。血管が縮み、筋肉の緊張が高くなると血流が悪くなります。そうなると痛みの物質が産生され、神経の緊張が強くなります。神経の緊張は、血管の収縮に働き、負のサイクルにハマっていきます。
どうやって対策したらいい?
「適度な運動をする」
冬は運動習慣が定着しづらいため、筋肉が衰え関節の負担が増え、関節痛が生じやすくなります。ウォーキングやストレッチ、膝を痛めないような軽い筋力トレーニングなどを行い、運動習慣を身につけましょう。
「体を冷やさないようにする」
体が冷えると血行が悪くなり、関節周りの筋肉が緊張して痛みが生じます。
関節を冷やさないよう、入浴時にはシャワーだけでなく湯船につかるようにしましょう。
また、身体の内部から温めるために、高タンパク低カロリーの食事を心がけましょう。
タンパク質は身体を温めるだけでなく、筋力の強化にも必要です。
タンパク質に関しては前回のブログに掲載しておりますのでご参照ください。