「頭痛などのお悩み、筋膜が原因かも!」
理学療法士 林 元基
2月となり、引き続き寒暖差が激しい中ではありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
寒暖差は、疲労を招き免疫を低下させ、体調にも影響を及ぼす危険性があるので、気を抜かず体調管理を行いましょう。
今回は「頭痛」をテーマにお話をします。
頭痛は「機能的頭痛」と「器質性頭痛」の2種類があります。
器質性頭痛は、頭痛全体の数%ほどです。
一方で、機能性頭痛は、頭痛の原因の
9割以上を占め病気をともなわない頭痛です。その中でも、緊張性頭痛は頭痛の原因で最も多く、今回紹介する筋膜をリリースする(解きほぐす)ことで解消・軽減します。
はじめに「筋膜」とは、細かな筋肉の線維を覆う膜のことを指します。
下図のように筋膜がつままれた状態なると、筋膜で繋がっている他の所まで影響を受けます。
その症状は多岐に渡り、痛み(片頭痛含む)、頭重感、めまい、不安定感、鼻づまり、耳鳴りなどが挙がります。
・首裏
右手は、首の骨に沿って、頭~首のくぼみをほぐします。
*反対も同様に行いましょう。
両手で頭と首の付け根をほぐします。
・首回り
頭を右に傾け左首筋を伸ばします。
左手を背中に回すこでより、伸びやすくなってきます。
*反対も同様に行いましょう。
・こめかみ
親指をこめかみに軽く押しあて、揉みほぐします。
*筋膜は全身でつながっており、自律神経やホルモンにも影響を与えるので注意が必要です。
該当する症状でお悩みの方は、ぜひ一度取り組んでみてください!!!