理学療法士 竹中颯
梅雨が明け、猛烈な暑さが続く夏がやってきました!
今回は夏の注意点や健康管理など高齢者の方々が夏をどのように過ごせば良いのかを
【熱中症】、【水分補給・食事】、【室内での過ごし方】に分けて説明していきます。
まず、【熱中症】です。
高齢者が熱中症にかかりやすいのは、なぜか?
人間は気温や気圧などの変化を受けても、体温や水分などの体内環境を一定に保つ機能があります。しかし、加齢と共にこの機能は低下し、変化に対応できにくくなっていきます。体内の水分量も少なくなり脱水傾向にあるため、汗を十分に作れず、身体の熱を周囲に逃すことができないことから、若者に比べて熱中症になりやすくなります!
熱中症のサインは?
軽 度:めまい、立ちくらみ、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗
中等度:頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、力が入らない
重 症:意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温
重症の症状がでたときは、ためわらずに救急車を呼びましょう
外出時の暑さ対策は?
・暑い時間帯を避け、外出中は日陰や涼しい場所を見つけてほどほどに休みましょう。
・日傘や長袖で直射日光を避け、通気性のある衣服を選びましょう。
・水分を補給してから外出し、外出中も適度に水分補給も忘れず行いましょう。
続いて、【水分補給・食事】です。
水分補給の適切な間隔や量は?
高齢者の方は、水分・食物の摂取量が少ない傾向にあるので、注意が必要です!
口の渇きを感じにくく、水を飲む行為自体が難しいことも多いので、こまめに水分摂取をすることが大切です!1日あたりの水分摂取の目安は、1,500ml前後と言われています!
※食事の量や身体の動かし方、汗のかき方等によって変わってきます
どういう栄養素が必要?
水分と塩分をこまめに補給し、疲労回復に効果的なタンパク質やビタミンB1、クエン酸などを積極的に摂取することが大切です!また、消化の良い温かい食事を基本に、冷たいものや刺激物は控えめにし、食事の際は噛みやすく飲み込みやすい工夫をすると良いです!
それぞれの栄養素の多い食べ物
タンパク質 |
鶏肉、牛肉、たまご、魚、納豆、豆腐 など |
ビタミンB1 |
豚ヒレ肉、うなぎ、ごま、大豆 など |
クエン酸 |
レモン、かぼす、ライム、すだち、梅干し など |
続いて、【室内での過ごし方】です。
エアコンの設定温度は?
夏のエアコンの適切な設定温度は、一般的に26℃~28℃とされています。
ただ、個人の体感や部屋の状況によって快適に感じる温度は異なるため、
状況に応じて調整することが大切です!室温の目安を28℃としていますが、
これはあくまで目安であり、湿度や風のあたり方なども考慮する必要があります。
その他にも、
・風通しを良くし、こまめに換気する
・涼しい服装を心がける
・こまめに水分補給をする
・体調をこまめに確認する
今回紹介した熱中症対策、水分補給・食事対策、室内での過ごし方を参考に猛暑を乗り切りましょう!