理学療法士 北岡孝雄
猛暑が落ち着き始め、秋の気配を感じるようになってきましたね。これを機に散歩や運動を再開しようとされている方も多いのではないでしょうか?
理学療法士としてリハビリテーション(リハビリ)を担当している患者さんの中には、久しぶりの運動で膝や腰、肩が痛くなってしまったという方も多々いらっしゃいます。
リハビリという言葉は、普段馴染みがない方も一度は聞いたことがあると思います。
しかし、「実際何をするの?」「自分にも必要なの?」「やるとどう変わるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は当院でのリハビリの進め方についてわかりやすく説明します。
まず医師の診察を受けていただきます。そのうえで、医師の指示に基づいてリハビリがスタートします。
リハビリを開始するにあたり、日常生活の中で「どんな動きがつらいか」「どこに不安や困りごとがあるか」をお聞きします。そのうえで、痛みのある部分や動かしにくいところの状態を確認し、原因を探っていきます。
たとえば、「肩が上がりにくくて痛い」といった場合には、今どれくらい肩が動くか、筋力はどの程度あるかなどを丁寧にチェックします。
そして、動きを妨げている筋肉や関節のかたさなどを見つけ、
その結果をもとに、必要な部分に対して徒手療法(手を使ったケア)や運動を行い、少しずつ本来の動きを取り戻していくことを目指します。
このように、当院では一人ひとりの状態に合わせて、無理なく安心して進められるリハビリを行っています。
「また動けるようになった」「痛みが減ってきた」と感じていただけるよう、スタッフ一同しっかりサポートいたします。
リハビリは、あなたの体が本来の動きを取り戻すための大切なステップです。あきらめずに続けることで、少しずつ体が変わっていくのを実感できるはずです。元気で生活できる身体を手に入れられるように一緒に頑張りましょう!