日本整形外科学会専門医 武部 健
10月20日は「骨粗鬆症の日」です。 世界骨粗鬆症財団(IOF)が定めた国際的な記念日で、日本でも骨の健康を見直す大切な日として広く認知されています。
■骨粗鬆症とはどんな病気?
骨粗鬆症は、骨の量(骨密度)が減り、骨がもろくなる病気です。 気づかないうちに進行し、
- 背骨の圧迫骨折
- 手首や太ももの付け根の骨折
など、日常生活に大きな影響を及ぼします。
特に女性は閉経後に骨量が急激に減るため、50歳以降は注意が必要です。
■骨粗鬆症は「痛みが出る前」に気づくことが大切
骨粗鬆症は自覚症状がほとんどない病気です。 痛みが出たときには、すでに骨折が起きていることも少なくありません。だからこそ、症状が出る前に骨密度を測ることが、もっとも大切な予防です。
■当院の骨密度検査は“学会推奨の測定部位”で行っています
当院で行っている骨密度検査(DEXA法)は、
- 痛みがなく
- 数分で終了し
- 骨の状態を正確に評価できる
信頼性の高い検査です。日本骨粗鬆症学会が推奨する「腰椎」と「股関節(大腿骨近位部)」の骨密度を測定できる装置を導入しています。この2つの部位は、加齢や閉経後に骨量が低下しやすく、骨粗鬆症の診断に欠かせない重要な測定部位です。
検査を受けることで、
- 現在の骨密度(骨の強さ)
- 骨粗鬆症の有無
- 今後の生活習慣改善や治療の必要性
が明確になります。
「自分はまだ大丈夫」と思っていても、検査をしてみると予想以上に骨量が低下している方は少なくありません。 まずは一度、現在の骨の状態を確認してみませんか。
■骨を守るために今日からできること
- カルシウム・ビタミンD・タンパク質を意識した食事
- 適度な運動(スクワットなど下半身強化)
- 日光を浴びてビタミンDをつくる
- 禁煙・節度ある飲酒
そして何より、 自分の骨の状態を知ることが、骨粗鬆症予防の最初の一歩です。
■骨密度検査を受けてみませんか?
以下のような方には、特に検査をおすすめします。
- 50歳以上の方
- 閉経後の女性
- 背が縮んだ気がする
- 姿勢が丸くなってきた
- 家族に骨粗鬆症の方がいる
検査は数分で終わり、痛みもありません。 「気になっていたけれど、まだ受けていない」という方は、この機会にぜひ一度ご相談ください。
■10月30日 健康教室のお知らせ
当院では、開院以来、地域の皆さまの健康づくりを支えるために定期的に健康教室を開催しています。今回のテーマは、日常生活の中で誰もが気をつけたい「ロコモティブシンドローム」と、楽しみながら脳を活性化できる「脳トレ」です。
第218回 健康教室: 「動いて!考えて!楽しく健康づくり ~いつまでも自分の足で歩くために~」
ロコモ予防のための簡単な運動、転倒を防ぐ体づくり、そして脳の活性化につながる脳トレをわかりやすく紹介します。
日時:10月30日(金) 13時30分~14時30分
場所:第1リハビリ室
運動器の不安がある方、予防に興味がある方、脳トレを体験してみたい方、どなたでもご参加いただけます。 皆さまの健康づくりに役立つ時間になるよう準備しておりますので、ぜひお気軽にお越しください。